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一輪車と英語

小さなお子様から児童までの方が英語を学ぶプロセスは、大人が学ぶ場合と全く異なります。 それはちょうど一輪車を乗れるようになるプロセスとそっくりです。

大人が一輪車を乗れるようになるには、それはそれは大変です。普通の方は危険なのでチャレンジしようとすらしません。(私もやりません

 

子供は違います。子供は「何これ?面白そう」で始まり、プロテクターもつけずに試し、うまくいってもいかなくても何度も失敗を繰り返しながら最初の関門を突破します。

コツをつかむと自然と手を広げてバランスをとったり、親の心配をよそに、「もう手を放して」などと自分で静止だけでなく、前後へこぎはじめます。

よく観察するとこの時点でも失敗を繰り返しはしますが、なんとなく「もう少しだ」と分かっているので頑張ることができます。

ある程度できるようになったら今度はご自慢タイムです。自分でご近所をグルグル自由に散策しに行きます。

 

英語を学ぶプロセスではどうでしょうか。 英語で子供に話しかけると、小さなお子様、小学生の低学年の子供は「英語で話しかけられた」と意識せずに周りの状況や相手の表情、身振り、手ぶりで相手の「メッセージ」を理解します。時には間違えることもあるのですが、そんなことは気にもしません。何度も英語でやり取りをするうちに、英語の音、リズムにすぐ慣れます。話し返してみて、と促すと今まで聞いた先生やビデオの発音をまねてそれと同じように返事をしてくれます。

 

単語や表現をゲームなどを通じて増やしていくと「分かる」ことがうれしくて競い合ってコミュニケーションをするようになります。この時点で読み聞かせを行うと、物語が「おもしろい」と感じて「もっと読んで!」となります。

 

ちょっと分かったからといって、忘れてしまうのも早いのも事実です。スペルや文法など間違えてしまうこともしょっちゅうです。

でも継続して「おもしろい」を演出してあげれば、一輪車をマスターした時のように自分で英語を勉強できる時がやってきます。

 

このように子供は英語を学ぶ上でとても重要な「外国語をそのまま受け入れる柔軟性」と「抜群の記憶力」に助けられて大人が何年もかかって達成できない段階をいともたやすく超えてしまいます。 

 

小さなお子様を持つ保護者の皆様、お子様の可能性について一緒にお話しませんか。 お子様が自身で「もう少しだ」と分かって自分で漕ぎ出すまで私たちはお手伝いいたします。