ファミリーセラピストの方のアドバイスからの表現をみてみました。
_/_/_/_/ I N D E X _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
・表現を含む題材……………………… 「パートナーからの必要項目?」
・単語、イデオム……………………… レポートで使われた単語
・表現の解説…………………………… 3つの表現を中心に解説します
・編集後記……………………………… ファミリーセラピストの方のアドバ
■ 表現を含む題材 ━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………
Trying to meet your partner’s needs is 'the most horrific advice I cou
ld imagine'
(相手の「必要」に合わせるように、とは最低のアドバイスです。)
■ 単語、イデオム ━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………
horrific 悲惨な
recipe ヒント、秘訣
repel 追い払う、撃退する
■ 表現の解説 ━━━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………
◇ much less
---------------------------------------------------------------------
When’s the last time you actually respected an emotionally needy
person, much less found them attractive?
(あなたが、感情的な「おねだり屋」を最後に尊敬したのはいつですか、まし
てやそういった人を好きになったことは?)
much lessは「まして~でない」の意味です。
例)
The boss is never civil, much less polite.
(上司は丁寧ではないし、まして礼儀正しくもない。)
◇ Which
---------------------------------------------------------------------
I don't need my wife. Which frees me up to want her.
(自分には妻は「必要」ではない。そのことで、「彼女と一緒にいたい」とな
るのです。
ここでのWhichは、全文全体のロジックを指しています。つまり、「私は妻を便
利だから必要としているわけではない」というロジック全体のことを指してい
ます。
whichの後のfree me upは自分を開放する、つまり、「自由意志として彼女と一
緒にいたい」という意味になります。
◇ signed up for.
---------------------------------------------------------------------
And that’s not what you signed up for.
(私はそれ(必要だから)結婚したわけではない。)
signed up は「~にサインする。契約する。」の意味ですが、ここでは、他の
箇所にも" I do"と結婚式に使うフレーズからも明らかなように結婚のことを意
味しています。
■ 編 集 後 記 ━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………
ファミリーセラピストの方のアドバイスからの表現をみてみました。
このビデオクリップでは、平易な語彙、文章を使っているわりには、最初分か
りずらく感じたかもしれません。それは、needとwantが同じような事を意図す
る語彙であるにも関わらず、明確に異なる意味を持って使われているからです。
needは平易な言葉ですが、「必要」とだけしてしまうとwantとの違いにこんが
らがってしまいますね。
needは「自己の目的達成の為の必要」といったネガティブなニュアンスで使わ
れており、一方want は「自己のポジティブな希望、意思としての必要」として
使われています。
ニュアンスが分かると意味もすんなり入ってきますね。